秋が始まる

 9月中も真夏日が続き、秋は一体何処へと思ってたら、庭にはちゃんと白い彼岸花が満開となり秋がやってまいりました。

 Img_4286

Img_4307

ここ数年コロナで出かけるのが不自由でしたが、そろそろ普通にイベントや旅行が行われるようになりました。当ギャラリーでは、秋冬の装いの新作が届いています。京都の染め、新潟の織り生地などで作った服が、山ぶどうのかごバッグやアクセサリーにとても合っています。さあ、おしゃれして不自由だったあの頃を取り戻しましょう。

Img_4296

Img_4298

 Img_4301

Img_4302

Img_4303

2023年4月22日 (土)

涼やかな美しさ~手づくりガラス

 ガラスの主な原料は「珪砂(けいしゃ)」と呼ばれる砂です。これを1700度もの高温で溶かして造りますが、割れたガラスを粉々にして再生できる、環境にも優しい物質です。

 ガラスの歴史は紀元前3000年頃のエジプト時代まで遡るというから驚きです。そして今に至るまで様々な工法が生み出され、生活に欠かせないものになりました。

 手吹きガラスの魅力は、一つとして同じ作品にならないことです。また、製造過程で気泡が入ったり思わぬ色やもようになったり、味のある魅力が加わります。

Img_4081

Img_e4089 Img_e4084

 上の写真は青森県の津軽ビードロの花入れ。その下の写真2点は太田潤さんのの花入れ。

 Img_e4094 Img_e4093

 また、ガラス製品はアンティークも非常に人気があります。ノスタルジックなデザインと時代を経た存在感が。どの部屋にも合うからです。Img_4082

 どうぞ櫟屋でごらんください。

●臨時休業のお知らせ

4月26日(水)~27日(木)

6月8日(木)~10日(土)

2022年11月28日 (月)

中川原信一さんのあけびかご

中川原さんを訪ねたのは何年前だろう。もう30年近くなるのではないだろうか。そのころから編み方やデザインは全く変わってはいなくて、それはそれだけ長く愛されているからだろう。長年取り扱って驚くのは、一度も修理などの申し出がないことである。

Img_3934

三年前にNHKテレビ放送されたイッピン「山から生まれた暮らしの道具~秋田工芸品」が再放送されて、中川原さんのあけび蔓を採取するところから始末、編み上げるところまでが紹介されました。スズメバチ除けして8の字に束ね、奥様が葉などを落とし、奥羽山脈の12℃の伏流水に晒す。そして乾燥に時間を費やして数々の工程を経てやっと編み上げるのです。(下の写真3点は放送画像から)

Img_3930 Img_3931

Img_3933

編みあがったその美しさと強さは、まさにイッピンです。その美しさを当ギャラリーで見ることができます。

番組の中で中川原さんは、「せっかく自然から恵んでもらった材料だし、無駄にしないように。まぁかごは使ってもらえる人になるべく長く使ってもらいたいと思って丁寧に丁寧に一生懸命毎日作るだけです」と述べています。

Img_3929

どうぞ蜂や怪我に用心して、いつまでも励まれますように。

Img_3926

 

 

2022年11月 4日 (金)

前進と発展のうさぎ年

 来たる令和5年はうさぎ年。 

 うさぎは、後ずさりができない生き物、すなわち前にしか進めないから昔から前進、発展、成長の縁起物として兜や着物をはじめ色んなものに用いられてきました。物語や歌にもたくさん登場し、郷土玩具にはそれらを題材に愛らしいうさぎが登場します。

Img_3862

 それらの中から各地の人気のうさぎを取り寄せました。11月いっぱいまで予約をを受け付けてお渡しは12月中旬頃となります。受注生産のため、中には先に締め切るものもありますのでお早めに注文をお願いいたします。

Img_3881

岩手県六原張り子の「やさしいうさぎ」

Img_3884

福島県中湯川土人形「宝引き」

Img_3886

宮城県堤人形「波乗りうさぎ」

 

 

2022年9月30日 (金)

櫟家で出会える大黒さんと恵比寿さん

 大黒さんと恵比寿さんは財福の神として民家にまつるものですが、いろいろ調べてみると驚きのエピソードがたくさんあります。 

Img_3772

 大黒さん(大黒天)のルーツをたどると、インドの神様で青黒い身体を持つ破壊と戦闘の神だったそうです。ですが、インドでは全ての大黒天が恐ろしい姿で表現されたものではなく、寺院の台所には金の袋を持つ小柄な大黒天が祀られ、いつも油で拭かれるのでその体は黒くなり、台所の神様としての顔もあったということです。

Img_3778

 日本へは伝教大師によって伝えられ、比叡山を中心に天台宗寺院で台所の守護神としてまつられるようになったということです。それが一般に広まるようになったのは大黒天と大国主命が習合し、両者が一体となり、農村で田の神、商家では商売繫盛の神様となっていきました。かつて家を建てる時、土間と座敷の間に中心となる柱が立てられ、そこに大黒天を祀ったから「大黒柱」という家族を支えて中心となる人物を指す言葉が生まれました。 

 恵比寿は海外から来た異邦人などを意味する「エミシ」が語源と考えられています。外部の異郷から福をもたらしてくれるとして漁村では大漁の神と崇められ、そして中世における商業の発展とともに商業神としての性格を持ち始めます。 

Img_3774

Img_3776

 兵庫県西宮神社の祭神である蛭児大神は、別名夷三郎(えびすさぶろう)と呼ばれ、三郎というのは大国主命の子である事代主命とされ、恵比寿さんが大黒さんの子と言われるようになりました。

Img_3777

Img_3775

 今ではこの2体を飾る(祀る)と家内繁栄、五穀豊穣、商売繫盛として広く親しまれています。以上、話は随分端折っていますので、ネットなどを検索してみてください。

Img_3781

Img_3786 

写真は上から、神棚に祀っている古い土人形の大黒天、久留米絣、博多張り子、古い石彫刻、木彫り、古型博多人形。

下2枚は、それぞれ岩手県六原張り子の犬の恵比寿大黒起き上がり、福島県中湯川土人形の兎の恵比寿大黒。これは販売中。

 

 

 

 

2022年6月21日 (火)

梅雨の時期の白い花

 櫟家は、この時期白い花が競い合います。雨の季節を爽やかにしてくれる櫟家の庭を散歩してみましょう。

Img_3561 

Img_e3595 

 








花は上から、アナベル、甘茶、白花ホタルブクロ、ノリウツギ、トリアシショウマとトラノオ、アメリカタニワタリ、白花夾竹桃。

このほかにも、チンシバイ、リョウブ、白花シモツケなど次から次に楽しませてくれます。

 

 

2022年4月 5日 (火)

美しい夏の服

 桜が散り始めると次から次に別の花が咲き、木々の緑もよりいっそうに鮮やかさを増す一年で一番過ごしやすい季節がやって来ます。当ギャラリーの庭や周辺の山野もそのような季節を迎えています。どうぞお出かけください。

 岡山の布地、備後の本藍染め、長野からは安曇野の生地を使った夏の服が揃いました。

 グレードの高い生地は型くずれしにくく色落ちもしにくい、夏にはとても向いています。そしてピュアなカラーとシンプルなデザインは、何年も愛用していただけると思います。

Img_3506

 また、刺繡生地のTシャツは麻で、上品なおしゃれ感を追及しました。

Img_3507

 

 

 

2022年2月 8日 (火)

静かな春の訪れ

コロナが今だに蔓延するなか、季節は否応なくすすみ今年もまた静かに春がおとずれました。春といえばひな祭り、昔から病気や災いを洗い流すおまつりです。今年こそコロナウイルスが終息しますように、世界中の人々の願いが届きますように。

Img_3467

各地の郷土玩具のお雛様や吉田節子さんの雛飾りが届きました。どうぞお気を付けておいでください。

Img_3465 Img_3466

上は福島県中湯川土人形、下は埼玉県春日部のつまみ人形の干支の段飾り。

下は吉田節子さんのちりめん細工のまりうさぎ雛とまり飾り。

Img_3474

Img_3475

 

2021年9月13日 (月)

YouTube番組『 篠栗Tube 』にコンセプト公開中

174b7f7c4d094838b5a4a0575e073020

YouTube番組『 篠栗Tube 』で、ギャラリー櫟家のコンセプトを公開しています。画像をクリックしてください。

 篠栗Tubeは美しい映像で篠栗町の各所の人となりを紹介しています。きっと篠栗町の新たな発見や興味につながるでしょう。今後も色んな篠栗の人や知らざれる情報が公開されます。ご期待ください。

2021年6月21日 (月)

夏の服2021

Img_e5037-2  

涼しさと着易さの夏服が揃っています。皺になりにくい麻や、皺加工した綿の素材の服はすごく人気があります。

Img_e4827

たな編みのぶどうかごは、特に夏がはえます。下の写真は、秋田から届いたたな編みのかごバッグ。やまと麻や近江の赤そ麻の時代裂のバッグインバッグを添えて。

Img_0700

«勢いづく美しさ

2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ