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2011年11月

2011年11月15日 (火)

清貧が生み出した美

 戦前、戦後まで、日本が貧しい時代だったころ、布類は非常に高価でした。

日本の各地域には、その布をボロボロになるまで、利用し、あるいは縫い重ねて強くしたり、虫などから守るために藍や柿渋で染め上げました。そのことが現代では、美しい手仕事として重宝されています。

下の写真は、小さなはぎれを繋いでふせたり、当てたりしてさらに刺し子をほどこし、1枚の布団にした貧しい生活を物語る、昭和初期のもの。これが日本のパッチワークです。


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 次は、絣や藍の古い布を細く裂いて織った敷物。裂き織りはその昔、いよいよ使い古して擦り切れた衣類などの布を引き裂いて織り、布団や、帯などに再生していました。エコの見本のようなものですが、その織り味が現代では人気があります。椅子のマットは綿糸を藍に染めて織ったノッテイング織り。どちらも当ギャラリーのオリジナル作品です。


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 下のテーブルセンターは、島根県出雲地方の簸川で織られたもの。簸川の工房では、藍甕に藍をたてて染め上げた糸で、手織りされています。


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 次の前掛けは、山形県の庄内刺し子です。刺し子は、布を強くするだけでなく、刺し方による模様が柄の質を高めます。庄内地方に昔から伝わる様ざまな刺し子模様は、本当に美しい。


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以上古い時代から伝わる技法を紹介しました。

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